「かぶせ」とは、ワラなどで一週間前後茶園に覆いをし日光を遮って育てた茶。日光を当てずに新芽を育てるため茶葉の緑が濃く旨みを多く含む。 牧之原台地で栽培から製茶まで行う高塚製茶。「畑の土」に対する強い思いから有機肥料を中心にあたえ、茶園ごとの定期的な土壌検査を行っている。良い土壌を育てることにこだわり、さらに「かぶせ」という手間をかけた手法を用いた。丹精込めて育てられた銘茶を最後の一滴まで楽しんでほしい。 品種はさえみどり。昭和44年に「やぶきた」を母に「あさつゆ」を父として交配した中から選抜した品種。やぶきたよりも摘採期が早い。優れた品質をもち、早生品種の中ではバツグン。明るく冴えた鮮緑色と上質な香気。渋みが少なく旨みがある。両親である「やぶきた」「あさつゆ」と比べてもひけをとらない。冴えがある色沢、新葉の鮮やかな緑色から命名された。 翠色の冴えた見た目はまるで芸術品のよう。見ているだけで心地よい。上品な香りは新緑の香水をかいでいるかのようだ。上品で繊細な味わいは、優しく、それでいて濃厚。茶のサラブレッド品種はエレガントな雰囲気を存分に感じさせてくれる。
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高温の湯で淹れると香りが引き立ち、低温で淹れると甘みが楽しめる