「合組(ごうぐみ)」とは、茶の技法のひとつ。様々な味や香りの茶を複数組み合わせ、新しい味わいの茶を生み出すこと。茶師の力量が試される。 静岡県の中でも高級茶の産地として有名な遠州森町。この森町で茶業を営むヤマチョウ鈴木長十商店の茶師が技を極めたお茶。究極合組の名に相応しい、色、香り、旨み、甘みを最大限に引き出したお茶は至福の味わいを感じることができる。 玉露は新芽の出始め、または、摘採の3週間ほど前から日光を遮って育てる。遮光率は70%前後からはじまり、摘採前には90%以上にする。日光を浴びた茶葉は光合成を行う。光合成により渋み成分である「カテキン」が増加し、逆に光合成をおさえると旨み成分である「テアニン」の含有比率が増す。玉露はこの光合成のはたらきを調整するため茶園に覆いをし日光を遮断する。 品種はさえみどり。昭和44年に「やぶきた」を母に「あさつゆ」を父として交配した中から選抜した品種。やぶきたよりも摘採期が早い。優れた品質をもち、早生品種の中ではバツグン。明るく冴えた鮮緑色と上質な香気。渋みが少なく旨みがある。両親である「やぶきた」「あさつゆ」と比べてもひけをとらない。冴えがある色沢、新葉の鮮やかな緑色から命名された。
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★二煎目からは少しずつ高い温度で抽出時間を短くする