葉が白い珍しい茶。被覆茶とは新芽が出始めた頃に茶園に覆いをして育てた茶。白葉茶は99.99%日光を遮断して育てられた。完全に日光を遮ることで、葉が白くなるだけでなくうまみのもとになるアミノ酸成分が普通のお茶と比べて3倍、玉露と比べても2倍に増えている。 品種はやぶきた。1953年に登録された品種で日本で栽培されている茶の約75%を占める。漢字では「薮北」と書く。1908年、静岡県の茶農家・杉山彦三郎が自己が所有する竹薮を切り開いた茶園から優良な品種2本を選抜した。薮の北側から選んだ1本を「やぶきた」、南側から選んだ1本を「やぶみなみ」と名付けた。2本の茶樹の実験と観察を続け「やぶきた」が霜に強く従来の品種よりも早い4月下旬から5月上旬に安定して一番茶の収穫ができることが分かった。約50年後、静岡県の奨励品種に指定されたことをきっかけに急速に普及し現在に至る。 味わいは特長深く、まるで「出汁」を飲んでいるようだとも表現される。黄金に少し茶がかかったセピア色のような風合いの水色。渋みが少なく、栗のような甘みを感じる。わずかな渋みと深く濃厚な味わい。すっきりした喉ごしながらいつもまで続く余韻が楽しい。個性的な茶とはまさにこれを指す。
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二煎目以降はお茶の温度を徐々に高くしていくことで味の変化を楽しめる 【二煎目】50℃で2分【三煎目】70~75℃で1分【四煎目】90℃で30秒 四煎目のあとはお好みで茶葉にポン酢などをかけて食べることもできる