独特の花の香りを強く感じるダイナミックな味わいの茶。一般の市場にはほとんど出回ることはなく、大変珍しい品種茶だ。自然農法で栽培された茶を、上部の小さい葉だけを手で摘んでいる。芯芽も多く混ざっている。この茶は台湾紅茶のような製法でつくられている。 品種は印雑131。インドアッサム地方の「マニプリー5」の実生品種。茶業改良所(現・野菜茶業研究所)で誕生した。種子親が印度(インド)由来、花粉親は不明(雑種)ということから「雑」を用いた管理名となっている。多くの緑茶品種からは検出されない香り成分「アントラニル酸メチル」を含有している。バラやジャスミンのような強い花の香りはこのためだ。香りに強い特長を持つため育種親としても優秀で「蒼風」や「藤かおり」を誕生させている。 穏やかな香りと味わい、且つ、紅茶らしい渋みもある優しい茶。茶樹の持つエネルギッシュな力を感じる甘みとミネラル感が妙味だ。熱湯でサッと淹れて香りを楽しむも良し、長く抽出すればバニラのような香りと淡い渋さが広がる。中国茶のように何杯も楽しめる上品な逸品だ。 2022年4月23日放送の「旅サラダ」でKAT-TUNの中丸くんが来た静岡県牧之原市の茶畑でつくられたお茶。生産者の柴本さんもKAT-TUNの中丸くんと一緒に出演されていた。
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★二煎目からは抽出時間を1分ずつ伸ばし四煎目まで楽しめる